商品のご紹介

　当店でタンザニアのコーヒーと言えば「ブラックバーン農園」がすっかりお馴染みで，ファンの多い豆の一つとなっています。今回は久しぶりにブラックバーン以外の農園からの入荷となります。そもそもタンザニアのコーヒーは日本では”キリマンジャロ”として昔から知られていますが，慢性的な干ばつもあって不安定な産地でもあります。そんな中で安定して品質の高いコーヒーを届けてくれるのがブラックバーン農園です。他にも優れた農園を探している中で出会ったのが「ハイツ農園」です。

　「ハイツ農園」はこのブラックバーン農園と同じアルーシャ州カラツ県にあり，今回が初入荷となります。この地域は深い火山灰質土壌に恵まれており，また昼夜の寒暖差が非常に大きいこともあって，豊かな酸と充実したボディを兼ね備えた良質なコーヒーが育ちます。今回入荷したのは同農園のなかでも特に標高の高い「ブルーリボン区画」のロットです。また，ブラックバーン農園では”ニアサ”と呼ばれるティピカ種系の品種が植えられているのに対し，この農園ではブルボン種系の品種が主に栽培されています。両農園の特徴の違いは，こうした品種の違いからも来ていると考えられます。初めての農園で詳細な情報はまだ少ないのですが，ポテンシャルの高さを感じますので今後がとても楽しみです。

　バランスが良く心地よいボディ感があり，とてもマイルド。明るくクリアな柑橘系の果実感があり，余韻もとてもきれいです。

地域　：　アルーシャ州カラツ県
標高　：　1,750-1,800m
品種　：　ブルボン，N39，KP423
精製　：　発酵槽を使用した伝統的ウォッシュ
乾燥　：　アフリカンベッドによる天日乾燥